
施術中、クライアントの背中の筋肉に意識を向けていると、
チョコレートケーキとレアチーズケーキの映像が浮かんだ。
不思議に思い、甘いものを食べたか尋ねてみると、
その日チョコレートケーキを食べたと言う。
さらに
「三角のチョコレートケーキが見えた」と伝えると、
実際に三角のチョコレートケーキだったそうだ。
そして、もう一つ見えていたレアチーズケーキは
前日に食べたものだったという。
私には少し不思議な感受性があり、
施術中に身体の情報が映像や感覚として立ち上がることがある。
これは特別な出来事というより、
身体に意識を向けて施術しているときに
自然と起こる感覚のひとつだ。
この体験は、いくつかの視点から捉えることができると思う。
科学的な視点から見ると、
人の身体は食事によって筋肉の状態や血流、体液のバランスが変化する。
施術者は触覚や身体感覚を通して、
そうした微細な変化を無意識レベルで読み取っている可能性がある。
その情報が脳の中で統合され、
イメージとして立ち上がることもあるのかもしれない。
一方でスピリチュアルな視点では、
身体やエネルギーが持つ情報に同調したとき、
その人の状態や記憶が象徴的な映像として現れることがあるとも言われている。
私が施術中に見たケーキの映像も、
身体が持つ情報をチャネリングのような形で
受け取ったものだと考えることもできる。
どちらの見方が正しいと断定する必要はないのかもしれない。
ただ確かに言えるのは、
身体は私たちが思っている以上に多くの情報を持っているということ。
触れている筋肉や身体の状態から、
その人のコンディションや日常の痕跡が、
ふとイメージとして立ち上がることがある。
私はその身体の声を感じ取りながら、
施術をしている。
